これは、トピ主の友達が、教え子から受け取った手紙。
先生へ。
先生へ。
私の勉強をみてくれて、ありがとうございました。
先生のおかげで、この一年、たくさんのことを学ぶことができたと思います。
あと、お昼ご飯おごってくださったこともありましたね。ありがとうございました。
私の父が亡くなってから、本当にたくさんのケアとサポートをしてくださいましたね。
実は、先生といると、まるでお父さんと一緒にいるみたいに感じていたんです。
根気強く、ときには厳しく、生徒達が間違った道に行かないように指導くださいました。
そんな姿を父と重ねてしまったんです。
12月10日は、父の誕生日で、メモリアルセレモニーを開催する予定です。
ご都合がつけば、参加いただけませんか。
あなたの生徒より。
↓↓↓この画像へのコメントはこちら↓↓↓
● (トピ主)この手紙の背景:
彼の生徒の一人が、家族で牧場をもっていたんだが、ある時、父親が、機械に足を挟まれて出血多量で亡くなってしまったんだ。彼女の目の前でね。
葬式のあと、彼女は高校に行かなくなった。
で、俺の友人は彼女を高校につれていって、お昼にハンバーガーをおごったんだ。
その日から彼女は学校を一度も休んでないよ。
● あなたの友達の先生は、メモリアルに絶対出席した方がいい。先生が出席してくれたら、彼女を元気づけられると思う。
俺が19歳の時に父親が死んだ。
よく面倒をみる親で、そんな父のもとに生まれた俺は幸せだった。
二歳か三歳くらいまで、毎朝俺に話しかけてくれていたらしい。
無口ではあったのだけど、父は人気者だった。
葬儀には多くの参列者が訪れ、彼を見送った。
参列者全員とは挨拶できなかったが、会場から墓地まで移動するときに気がついたんだ。参列者の中に、高校時代の物理の先生がいるのを。
4年くらい、俺のクラスで授業を受け持ってくれていたと思う。
もう80歳で、あまり耳も聞こえず、歩くのにも杖が必要だ。
葬式では、俺のそばに来て話すこともなかった。
しかし、彼の姿を見たとき、俺は心の底から震えたんだ。自分のことを忘れているだろうとおもっていた人が、ここにいるんだって。俺の知ってる限りでは、彼は俺の両親にもあったことはないはずだ。
そもそも、俺の父親を知らないんじゃないだろうか。彼は、どこからか父の葬式について聞き、俺のことを思い出してくれたんだろう。
おそらく一張羅であろうスーツを着て。
そしてここに来てくれたんだ。
ただ、俺のためにそこにいてくれたんだ。
そのとき、本当に生徒のことを思うなら、どう振る舞うべきかということを学んだのだと思う。
それは完全に利他的な行動だった。
こういう体験は、俺たちの人生をよりよい方向にかえていくパワーを持っている。
その日から、俺はできるだけ人に親切に接するようにした。そして、サポートが必要な人にできる限りのことをした。
そうやって、俺は高校の先生になったよ。もう2年になる。
● だれだってヒーローになれる。
どんなに簡単なことでも、小さな男の肩にそっとコートを掛けてあげるだけでも、これが世界の終わりって訳じゃないって教えてあげられるんだよね。
http://www.reddit.com/r/pics/comments/1sa0eg/a_friend_of_mine_just_started_teaching_high/