僕の恋人が中絶した[海外]

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彼女の中絶とそれにまつわる話

数週間前、僕と彼女は産婦人科に行き、そこで中絶した。中絶は彼女が決め、僕はそれに同意した。それから僕は彼女のサポートを続けてきた。

ここで問題になったのは、この「中絶」ではなく別のことだ。僕らは冷静に話し合った結果、まだ子育て出来るだけの準備ができていないとお互いで納得したからだ。

中絶抗議団体

問題は、中絶の抗議団体だ。僕はすべての人を尊敬している。もちろん抗議団体の主張も理解しているつもりだ。もし君らが妊娠3ヶ月の胎児に生きる権利があると言うならば、僕はそれを否定はしない。ただ、僕の意見は異なるということを伝えるだけだ。君らの意見を尊重するからといって、君らの意見通りに行動はしない。ただ、この抗議団体は、産婦人科から出てくるすべての女性に対してくどくどと説教をし、彼女たちを辱めていたのだ。

抗議団体が中絶した女性を批判

中絶自体は5から10分で終わるのだけれど、受付から処置まで全体で2時間から4時間くらいかかる。だから僕は待合室で長い時間を過ごす必要があった。僕はできるだけ無害な、フレンドリーな人間であるよう振る舞おうとした。なぜなら、待合室にいる女性はほとんどが怖がっていて、不安で震えていたからだ。

そんななか、何人もの女性が涙を流しながら玄関を出ていったり、もしくは外の新鮮な空気やタバコを吸いに行ったりするのだけれど、すぐに戻ってきて、うずくまってしまう。その光景を見て僕はとても気分が悪くなった。

だから僕は外に出て、入り口の階段に腰掛けてタバコを吸うことにした。中絶の抗議団体は僕からは一定の距離を保つのだけれど、すこしでも近づいた女性がいれば、容赦なく責めたてた。そうさせないためにも僕はずっと外で待機して、外に出ようとする女性がいれば、ドアを開けてあげた。

「今日はいい天気ですね」みたいな、あたりさわりのない言葉をかけて、彼女らに妙なプレッシャーをかけないようにした。もし話の相手が欲しければ僕がなりますよ、僕はあなた達を批判したり、説得したりは絶対しませんとも伝えた。話し相手が欲しい女性がいれば、ただそばに座って話を聞いたんだ。

僕の彼女がクリニックから出てきた時、彼女は号泣しながら僕に抱きついてきた。僕のことをきつく抱きしめた。みるからに不安そうで、不安定になっていた。そんな彼女の口から、なんとか出てきた言葉は「あの中絶抗議団体に、いなくなってほしい。」だった。

中絶で苦しむ女性に一輪の花を

最近の出来事の中で一番つらかったことだ。僕の愛している女性が苦しみにさらされるのは悲しい。いや、ちがう。どんな女性だって、苦しみにさらされているのを見るのはつらいんだ。中絶の抗議団体は、すでに悲しみ、傷ついている女性を傷つけ、辱めているんだ。そんなひどいことは許せたものではない。

僕はこの問題を解決しようと考えた。

そして次の週、僕は彼女とまた産婦人科にいった。今度は花束をもって、入り口に立ったんだ。産婦人科クリニックからでてくる女性すべてに、そして抗議団体のターゲットになった女性すべてに、僕たちは花を一輪渡して、少し話をした。批判も何もない、ただ彼女らの苦しみを軽くするためだけに。

抗議団体とまったく反対のことをすることで、僕ら自身も幸せな気持ちになった。だから僕らはそれを繰り返した。

次の週も。

またその次の週も。

僕たちは止めなかった。

この運動を続けるうちに、一緒に花をくばる仲間が自然と増えていった。

もっともっと長くこれが続けられたらと思う。他のクリニックにもこの運動を広げていきたい。

最後に

僕たちは人の意見を否定したり、変えようとしたりしているわけじゃない。中絶を薦めているわけでもないよ。でも、すでに大きなストレスにさらされている女性にたいして、ひどいことをいうようなやり方をする人がいれば、彼女たちに助けの手を差し伸べる必要はあると思うんだ。

(※ 次回の記事で、海外の掲示板反応をまとめます。)


http://www.reddit.com/r/offmychest/comments/28w43z/so_my_girlfriend_had_an_abortion/

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